<概要>
●12月1日より医療従事者向けのコロナワクチン3回目接種が始まる
●接種対象期間は2022年9月まで、1〜2回目の接種も可能
●1〜2回目と3回目で異なるワクチンの供給割合
●異なる種類のワクチンを接種する「交差接種」が増加
●交差接種の安全性について丁寧な説明が必要
<チェックポイント>
●コロナワクチン1〜2回目接種の状況
●3回目接種のスケジュールと供給予定
●交差接種への理解を求める広報
<掲載事例>
●栃木県、熊本県
●東京都足立区
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3回目接種が12月1日開始 今後、対象拡大
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●医療従事者向けのコロナワクチン3回目接種が始まる
・2021年12月1日よりコロナワクチン の3回目の接種(追加接種)が始まった。
・当初の対象は医療従事者で、12月中に104万人が対象となり、65歳以上は2022年1月より開始。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211201/k10013369001000.html
・現在まだ3回目接種に関してはファイザー社ワクチンしか承認されていない。
・武田・モデルナ社のワクチンについては、3回目接種(追加接種)に向けての薬事承認を審査中。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_booster.html
(接種ワクチンと接種対象年齢)
●接種対象期間は2022年9月まで、1〜2回目の接種も可能
・厚生労働省はワクチンに関する自治体向け説明会を11月17日に実施、「新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保について」を配布。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22258.html
・大臣指示として、2022年9月までが接種対象期間であることを示しており、これ以後は接種者の自己負担が発生する可能性もある。
・1〜2回目が未接種であった市民も改めて接種が可能で、厚生労働省も「受け入れ可能な体制を確保すること」と示す。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000855688.pdf
(9、55ページ)
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供給種類が1〜2回目と異なり、交差接種の可能性
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●1〜2回目と3回目で異なるワクチンの供給割合
・2022年2〜3月には約3700万回分のワクチンを配分予定、そのうちファイザー社ワクチンは約2000万回、武田/モデルナ社ワクチンは約1700万回。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000855688.pdf
(13ページ)
・1〜2回目接種は、例えば静岡県内では86.5%がファイザー社製であったと報道されており、3回目の供給がこれに対応していない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/996bc14c6053c23405df7544c16d6554a59a0350
●異なる種類のワクチンを接種する「交差接種」が増加
・3回目接種は1〜2回目と異なるワクチンを接種する「交差接種」が増加する見込みで、厚生労働省は交差接種に問題がないとQ&Aに示す。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0100.html
・もともと、1回目と2回目でワクチンの種類が異なる交差接種も、「一定の要件を満たす場合に限り」認めていた。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0095.html
・政府は3回目接種に「モデルナ製活用」を呼びかけ、「現時点でファイザーをたくさん欲しいとの要望にお応えするのは困難」と説明した。
https://www.nikkansports.com/general/news/202111260001115.html
・栃木県の試算では、約4割が3回目はモデルナ製ワクチンを接種する「交差接種」となる見込み。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/525799
・熊本県など各地でも同様の試算。
https://kumanichi.com/articles/483441
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交差接種の安全性について丁寧な説明が必要
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●接種率低下を懸念し、交差接種の安全性説明を求める(全国知事会)
・11月30日、全国知事会は国に対して、交差接種の安全性について丁寧に説明することを提言。
http://www.nga.gr.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/03%2020211130%20chijikaishiryou2.pdf
(5ページ)
・これに先立つ11月22日の知事会会合でも、交差接種への懸念からワクチン接種時期を遅らせる市民が発生する懸念が指摘されていた。
・島根県の丸山達也知事は「(ファイザー製を望み)ぜいたくを言うなら後回しだというのが政府の方針」と批判。
https://www.sanin-chuo.co.jp/articles/-/125081
●交差接種など3回目接種に向けた情報を区長自らが発信(東京都足立区)
・「区長のあだちな毎日」とするブログにて、3回目接種の情報を区長自らが発信。
・11月5日時点で交差接種の情報が不透明なことも正直に明かし、その後、区として接種券などの対応をしていることを示す。
https://www.city.adachi.tokyo.jp/hisho/ku/kucho/20211105-mainichi.html
https://www.city.adachi.tokyo.jp/hisho/ku/kucho/20211129-mainichi.html
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チェックポイント詳細
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●コロナワクチン1〜2回目接種の状況
・自治体におけるワクチン接種率は。
・1〜2回目接種におけるワクチンの種類と接種者の割合は。
●3回目接種のスケジュールと供給予定
・3回目接種はどのようなスケジュールで実施予定か。
・ワクチンは自治体へどのような割合で供給される予定か。
・2022年9月までに新規接種者も含めて実施できるか。
●交差接種への理解を求める広報
・市のHPに交差接種についての記載はあるか。
・副反応に対して相談先は明示されているか。
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さらなる調査のためのリンク集
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【コロナ】3回目ワクチン接種は6カ月後?8カ月後?対象や接種券発送時期などの課題(政策立案メルマガ)
https://policy-making.com/db/6510/
【コロナ】ワクチン接種後も感染!ブレークスルー感染と3回目のブースター接種(政策立案メルマガ)
https://policy-making.com/db/6469/
【コロナ】第6波に備えて、抗体カクテル療法や経口治療薬の提供を(政策立案メルマガ)
https://policy-making.com/db/6504/