<概要>
●2019年の台風19号では、各地で河川整備計画の目標流量を大幅に超過
●温暖化により気温が2度上昇すると、降雨量が1.1倍、洪水の流量が1.2倍に
●国は過去の最大雨量ではなく、気候変動を踏まえた治水対策に方針転換
●被害範囲を減少させる二線堤の整備や、雨水貯留浸透施設などが議題に
●堤防に切れ目を作り、洪水時には一時的に水を溢れさせる霞堤
●各地で遊水池や雨水浸透施設の整備も進む
<チェックポイント>
●河川整備計画の目標値
●洪水の被害を軽減する取り組み
●雨水の浸透・貯留施設の整備
<掲載事例>
●茨城県、佐賀県、埼玉県
●神奈川県横浜市、京都府京都市
●岩手県一関市、宮城県大衡村
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